FTM胸部形成
33歳(155cm/67.7kg),「皮膚を切らずに女性のバストから男性の胸にしたい」とのご希望でした。
FTM(Female to Male)の胸部形成として、乳腺切除+ベイザー脂肪吸引+エンブレイスを行った症例です。術後6か月の経過になります。
術前は乳腺と脂肪による胸の膨らみがしっかりとありましたが、乳腺は全切除ではなく、デザインして切除し、周囲の脂肪をベイザー脂肪吸引で整えることで、女性的な丸みを減らし、男性らしいフラットな胸郭へ近づけています。
この症例で特に注目していただきたいのが、皮膚を大きく切除せずにここまで変化していることです。
胸のボリュームが大きい場合、内容物を減らすだけでは余った皮膚が問題になります。そこで今回はエンブレイスを併用し、皮下からRF(高周波)を照射することで皮膚・皮下組織の引き締めを図りました。
術前と比較すると、6か月後には皮膚の余りもかなり馴染み、正面だけでなく斜め・横から見ても胸の突出が大きく改善しています。乳房下溝のラインも目立ちにくくなり、胸全体がすっきりとした印象になりました。
もちろん、すべての方が皮膚切除なしで対応できるわけではありません。乳房の大きさ、皮膚の余りや弾力、乳頭・乳輪の位置などによっては、皮膚切除を伴う術式のほうが適している場合もあります。
乳腺切除・脂肪吸引では、腫れ、内出血、痛み、左右差、血腫、漿液腫、感染、知覚低下、凹凸、皮膚のたるみなどが生じる可能性があります。またエンブレイスでは、熱傷、硬結、色素沈着、皮膚の凹凸などのリスクがあります。
「胸を小さくする」だけでなく、残る皮膚まで含めてどう男性らしい胸郭に仕上げるか。
脂肪・乳腺・皮膚、それぞれにアプローチすることで、大きな皮膚切除を行わずここまでフラットな胸部を目指すことができます。




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